のんちのポケットに入れたい大切なもの

「みぃつけた!」な音楽、もの、ひと、ことばを綴る日記帳

また春に、我が家のハナミズキ。

こんにちは。

今朝、庭のハナミズキを見上げたら、紅い葉っぱが最後の数枚になっていました。夕方、帰ってきたら、もう落ちてるかな。そう思いながら、車に乗り込みました。我が家の娘語録の「葉っぱのフレディの季節」、もうすぐ終わります。

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(写真はまだ葉っぱが残っている、少し前のものです)


今年にはいってスタートした、「元おかんの家」で今は「娘と私の家」の台所のリフォーム。完成して、引っ越してきた当初から一番暑い盛りの時期、実はエアコンがありませんでした(笑)。汗だくになってごはんを作り、洗濯をして、夜には、ちょっとひんやりした無垢材の床に直接寝っ転がって眠ったりしていました。

 

なんだか、ずっとずっと昔のことのように思えてしまう。エアコンを設置して、快適に過ごせるようになって、庭のハナミズキも花が散って、葉っぱになって、その葉っぱが紅くなって、そしてカサカサと音をたてて揺れ始めて、そして、「葉っぱのフレディの季節」がやってきて、最後の葉っぱが落ちていきます。

 

ちょっと寂しい。・・・というか、だいぶ寂しい。だけど、この家をおかんが建てたときから20年以上、こんなふうに一旦は枝だけになって、そして冬を越えて新しい芽が吹きだして、キレイなキレイな緑色の葉っぱが茂って、薄紅色と白色の花を咲かせてくれてきたんですよね。だから、また、次の春も、そんなふうに。

 

今日、職場に地域の音楽家の方がボランティアで来てくださって、小さいコンサートを開いてくれました。ラスト近くで、声楽家の方が一青窈ちゃんの『ハナミズキ』を歌ってくださったのですが、いろんな気持ちがうわ~っとこみあげてきて、がまんできなくなったので、周りのひとにわからないように退席して、階段を上がりながら、静かにいっぱい泣きました。

 

冬が過ぎて、春が来る。そうやって、季節も時間も、流れていくし、繰り返していく。だから、わたしも、「わたし」をちゃんと生きていくのです。味わって、繰り返して、進んでいくのです。

 

大袈裟じゃなく、そんなことを思いながら、家路につきたいと思います。

 

https://youtu.be/dUUFgwJW3VY

最近Youtubeの動画がうまく貼り付きません。もし観ていただけなかったらスミマセン。高知県の四万十川を舞台に、ピアノだけの伴奏で歌っています。とても大好きな動画です。

 


一青窈 - ハナミズキ

こちらはPV。もちろん、こちらもとっても素敵な映像です。

 

(動画はいずれもYoutubeからお借りしました。)