のんちのポケットに入れたい大切なもの

「みぃつけた!」な音楽、もの、ひと、ことばを綴る日記帳

そっと頭を撫でてくれるひと。

おはようございます。

週明け早々、というか、昨日の夕方から、風邪をひいてしまいました。日曜の静かなデスクで仕事がはかどってゴキゲンだったのに、夕方あたりから雲行きが一気に暗転。「あんたが一緒なら、ごはん作るのに精がでる」と言ってくれたおかんとの晩餐も、おかずとごはんをかき込んで「はよ帰って寝なさい」ってことで、早々のお開き。

 

エビフライとか、ポテトサラダとか、野菜の肉巻きとか、わたしの好きな物尽くしだったのに、ノンアルビールも準備してくれてたのに、ほんと、ごめん、おかん。

 

で、帰ってきて、ほんとにダウンして、なにもする気になれず、友だちと焼肉ディナーに出かけている娘に水を差すのもどうかと思いつつ、「おかあさん、風邪ひいたみたいやから、先に寝ます。台所の洗い物だけお願いします」とLINEして、風邪薬と、どうしても眠りたかったので、睡眠薬とを一緒に飲んで布団に入りました。

 

Apple Music で「スリープ」っていうところからちっちゃい音量で音楽を流しながら、なのに、なかなか眠れない。ナースとしてあり得ないチョイスで「睡眠薬、もう1錠追加しようかな」と思うぐらい、眠れなくて、眠りたくて。

 

で、だいぶ遅くなってからだと思うんですけど、階段をトントントンって軽快に上がってくる音がして。娘が枕元に来たようなかんじがしました。

 

そしたら、頭を2,3回撫でてくれて、

 

「おかあさん、寝たらいいよ。いっぱい寝たほうがいいよ。しんどいなぁ」って。

 

そこで眼を開けて、話をしたら、なんか、ちょっと堰を切って、ものすごく泣いてしまいそうな気がしたので、眼を閉じたまま、眠ったふりをしました。

 

で、また娘がトントントンとリズミカルに階段を降りていったのを聴き届けてから、布団にもぐって、だいぶ泣いてしまいました。ありがたいやら、かなしいやら、申し訳ないやら、さみしいやら、情けないやら、なんやら、かんやら・・・・。

 

わたし、こうみえても、こんなんでも、やっぱり「おかあさん」やのに。ちょっとしっかりしましょうよ。そう思いました。

 

朝になって、風邪はまだまだそのままなのだけど、どうしても、どうしても今週は休めないので、風邪薬飲んで、あったかいもの飲んで、あったかくして、出勤しました。

 

でも、なんともいえずこころが重たかったので、職場の手前のコンビニでブラックコーヒーを買って、駐車場ですすりながら、アップされたブログを読ませてもらったら、同じように元気がないひとが、同じように飲み物をすすりながら書いている記事があって。そこでまた、いろんな気持ちが混ざった涙が出てしまいました。

 

でもね、思うのです。

これ、がまんしないほうがいいんだろうなって。

泣けてくるときは、仕方ないです。

もしかしたら、ゆうべの娘も、わたしが起きていることを知っていたかもしれない。知っていて、知らんふりして、そして、きっと娘が下に降りていったら、わたしが泣いていることも察しているかもしれない。

そういう、やさしいひとと一緒に、わたしは暮らしています。

 

それと、わたし、ブログを始めるまで、「顔の見えない、誰かわからない世界」って、眉唾やなぁって思っていました。だけど、それ、違うなって、あらためて思ってる。

 

もちろん、実際に訪ねていって、肩をさすったり、話を聴いたりは、なかなかできないでしょうけど、それでも、共感はできる。応援もできる。

 

そんなふうに、思っています。

 

頭を撫でてくれた娘にも、文字で共感を送り合えるひとたちにも、心から感謝しながら、本調子ではないけど、がんばって1週間をスタートしたいと思います。

 

ありがとう、みなさん。

 

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