のんちのポケットに入れたい大切なもの

「みぃつけた!」な音楽、もの、ひと、ことばを綴る日記帳

台所、から。

こんばんは。

昨日(22日)、仕事がお休みで、ずっと気になっていた台所の片付けをチマチマと、ほとんど一日中やっていました。わたくし、日頃は、たいへんテキトー人間。しかし、「やる気スイッチ」が入ると、没頭してしまう性分です。

 

この夏、リフォームした我が家の台所。

実際に数か月使ってみて、気になることがいくつか出てきました。

ひとつは「ごみ問題」。台所のゴミ箱は、L字になった調理スペースとガスコンロの「角っこ」のスペースに配置しています。自治体のごみ分別のルールにのっとり、当初は「ビニールごみ」と「燃えるごみ」、そして「紙ごみ」の3種類をこの「角っこ」のスペースに捨てるようにしていました。ほかにも「びん」「缶」「不燃ごみ」「電池」などなど、結構に細かい分別ルールがあるので、それらの細かい分別ごみについては、玄関入ってすぐの「物置き」にそれぞれのゴミ箱を作って分別するようにしていました。

 

分別ごみの中で、一番たくさんたまるのは「ビニールごみ」です。収集が週1回なので、「燃えるごみ」よりも、たくさんたまってしまいます。いままでは、次の収集日までにいっぱいになってしまったら、その都度、ゴミ箱から出して、次の袋を設置して、一杯になった袋は「物置き」へ移動していたのですが、「食品」に直接触れたビニールごみは、やっぱり、ちと臭う。それが1週間たまると、いくら「消臭」に気をつけても、やっぱり、気になる。

 

で、考えたんです、ようやく(笑)。

臭うやつと、臭わないやつに分ければいいやん。臭うやつは、ちゃんとその都度密閉して捨てればいいやん。で、台所に置く「ビニールごみ」入れは、「食品関係ビニールごみ」に限定して、臭わないビニールごみは、「物置き」のゴミ箱に直接入れるようにしよう、と。そうしたら、たくさんのビニールごみ全体が臭うっていう不快さから解放されるし、その、臭うビニールごみを「物置き」に入れなくて済みます。

 

その方法に変更すると、ゴミ箱のサイズも1サイズダウンさせることができます。もともと台所に置いてた大きめの「ビニールごみ」用のゴミ箱を「物置き」に移動させて、「控え選手」になっていた、無印良品のゴミ箱を再登場させることにしました。

 

そして、もうひとつ、気になっていたこと。

ゴミ箱を収納しているスペースから、ゴミ箱を引っ張り出すとき、キャスターをつけた台から、ゴミ箱が手前にコケてきそうになること。まぁ、ちょっとしたことではあるのですが、でも、「おっと、アブナイ」みたいになるのって、家事をしていて、割とストレスなんですよね。

 

なので、あれこれ考えた結果、娘のベビーチェアの足台を、ゴミ箱のストッパーにしてみました。

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これ、無印良品のゴミ箱のグレーと、トーンがちょうど合っていて、見た目にも「スッキリ」感が一気に増しました。

 

たったこれだけのことやけど、なんか、とても気分よく、とても満足(笑)。それに調子づいて、ついでに、ほしかったワゴン、作っちゃいました。

 

叶えたかったのは、次のポイント。

①毎日の料理に使う、2合炊きの土鍋と、ルクルーゼのお鍋を、さっと手の届くところに置きたい

 

②ボウル(ステンレスと耐熱ガラスと)と、野菜の水切りは、種類ごとに重ね置きして、ちょっと湿っていても大丈夫なように、引き出しに入れずに、外に出しておきたい

 

③ガスコンロのまわりは、油が飛ぶので、できるだけモノを置きたくない(とくにお鍋)

 

④調理スペースをできるだけ広く確保して、複数名で料理するのを快適にしたい

 

・・・これらを加味して、しかも、家に残っている「余りもの」や「再利用」の木材を使って作ろうってことで、しばし作戦タイム。そして完成したのが、こちらのワゴン(棚かな。でも、一応丈夫なキャスター付いてます)

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ちょうど壁の横幅にぴったりで、大満足。動線的にも、シンクから振り返ってすぐ、ガスコンロからもすぐ、風通しOK、広くとってあるスペース空間に設置したので、「お邪魔」なかんじはほとんどなし。わたし的には上出来!!

 

ほとんど一日、台所にいて、作業してましたので、夕飯をつくる元気が残ってなかったんですが、「せっかくきれいにしたんやし、ちゃんと作ろう」と思い直し、ササッと「ワンプレートごはん」を。そして、「もぉ、明日の朝にしよ!!」って諦めて、用事を残して寝てしまうことが多いんやけど、ゆうべは「せっかくきれいにしたんやし、最後までちゃんとしてから寝よう」って思って、きれいに片づけてから寝ました。おかげで、今朝は、落ち葉と金木犀の花の掃き掃除もできたし、「びんと缶のゴミ出し」もちゃんとしたし、コーヒーも飲めたし・・・上出来な朝になりました。

 

そして、仕事を終えて帰ってきた夕方も、洗濯物を取り込んで、エプロンを着けて、とてもスムーズに夕飯づくりに入ることができました。娘が学校のあと、韓国語レッスンに行く日だったので、ゆっくり音楽を聴きながら、ちょっと考え事などもしながら、時間をかけておかずを作りました。

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とっても「白ごはん」に合うおかず。我が家の常連おかずの筆頭、「かぼちゃの煮物」は、今季最高の出来栄え(っていうか、かぼちゃそのものがとってもいいかぼちゃ、だったんです。かぼちゃって、包丁を入れた瞬間、おいしいかどうか、だいたい想像つきますもんね)。

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レンコンの豚ミンチはさみ焼きは、ミンチに土生姜をおろして入れてみたら、いつも以上においしかったです。きんぴらも大人気。明日のお弁当のおかず用に、夕飯をいただきますする前に、別容器に確保しました(笑)。

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さぁ、問題は、これがいつまで続くか、です(笑)。

 

 

だけど、自分の好きな場所が整ってると、気持ちいいもんだなぁって実感しました。台所仕事だけでなく、ほかのことも、ポジティブに考えられそうな気がして。なので、引き続き、この台所、わたしの大好きな場所、進化させていきたいと思います。

 

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・・・と、最初はここで文章を終えるつもりだったのですが、この文章を書きあげて、お風呂に入って、ちょっと読んでいた、山本ふみこさんの『家のしごと』の「おわりに」の最後の文章が、ものすごく、ものすごく、しっくりきたので、最後の最後、それを引用させていただいて、終わりにしようと思います。

 

 

 

 

(前略)

こうした何でもないような〈日常〉は決して決して何でもなくはありません。〈日常〉への慈しみが人生の一大事。ここに軸足を置いて、世間を眺め、社会の問題を考え、そりゃおかしいよと憤慨したり、何かを決めます。わたしたちの〈日常〉を守り抜かないと。

(後略)

 

ミシマ社

「家のしごと」(著者 山本ふみこ)

 

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