のんちのポケットに入れたい大切なもの

「みぃつけた!」な音楽、もの、ひと、ことばを綴る日記帳

まぁ、世界一周したらええやん。

こんにちは。

また、雨ですね。しかも、冷たい雨。被災地に毛布などの救援物資がトラックに載せられて向かう様子を朝のニュースで見ました。冷え込みが厳しくなってくるから、心配です。

 

我が家のちっちゃい庭(庭というより、木が数本植えてあります、だけですが)の様子が、本格的に秋になってきました。今朝、小雨がまだぱらついてましたが、車に乗り込む前にちょっと撮ってみました。

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ゆうべ、寝ようと思って布団に入ったら、枕元になにやら4つに畳んだルーズリーフらしきもの。「ん?わたし、こんなん布団に挟んでたかな?」と紙を開いてみると、なんと、娘からの手紙でした。

 

読んで、さらにびっくり。

 

わたしにまったく相談なく、まったくそぶりも見せず、とあるオーディションにエントリーしてはりました。そして、書類審査を通過して、明日(つまり今日)2次審査やから、行かせてほしいですっっ!!っていうのを直接言えず、手紙にしたためた、ってことでした。

 

え?え?え~~~~?!?!

あんたが、オーディションって!?!?

 

何の話ですか?ってかんじです。唐突すぎて、あり得な過ぎて、しばしキョトンとした。夜中の暗めな灯りのなかで、ひとり、しばらく、固まりました。

 

でも、結論から申し上げて、本日、彼女は2次審査に向けて、そろそろ家で支度をしているころだと思います。わたし、「行ってきたらいいよ」とLINEで返事しときました。(なぜなら、わたしが出勤するとき、彼女はまだ自分の部屋で寝ていたので)

 

で、彼女の手紙にもそう書いてあったけど、わたしも同じ考えだよ、って伝えました。

昇りつめるために、一歩先にいくために、血のにじむような努力をしているひとは、この世の中に、たくさん、たくさんいるということ。そのことを、自分の眼でしっかりと確かめてきたらいいと、わたしは思ってます。

 

いま、娘は「あんなこともしたい」「こんなこともしたい」って、夢見る夢子ちゃんの真っただ中。それはそれでいいと思います。わたしはどっちかというと、そういうことできなかったし、させてもらえなかったし。娘には、そういう「できたかもしれんのに、させてもらえなかった」みたいな気持ちをもったままおとなになってほしくないなと思っているので、行ってくることには賛同します。

 

だけど、だけど、です。

ほんまに、「本気」ってどういうことか。「夢をつかむ」ってどれほどのことか。それは、目の当たりにしないとわからへんのかな、って思ってます。そして、「ガーン」と頭を打たれて帰ってきたらいいと思っています。

 

ほんとの「世界一周」はできないけど、でも、彼女が思うところの、「いろんな世界」には触れてみたらいいと思う。できるだけたくさん。そして、最終的には、「あんたは何に向かって、どんなふうに歩いていくのか」ってことを、問いたいと思っています。

 

行く前から「あかんに決まってるけどな」みたいなことは、言いません(思ってますけど)。やるからには、思いっきりやってきたらいいと思う。そして、本人も「この1回だけ、このオーディションだけ、どうしても受けたい」と言ったとおり、この1回で、ちゃんと自分で、「努力する」ってどういうことか。「必死になる」ってどういうことかを見てきてほしい。わたしが、ガミガミと、わかりにくい、まどろっこしいお説教を何時間するよりも、そういう、ひたむきなひとたちの「汗」やら「涙」やら「笑顔」に触れてきたらいいと思っています。

 

あいにく、今日も仕事でしたので「行ってらっしゃい!!」と直接言ってあげることはできませんでしたが、ま、それも、むしろ、そのほうがよかったかな、と。

 

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翻って、わたしも、ですけどね。

「ひたむきに」「がむしゃらに」、なにかに挑戦していたい。大それた目標じゃなくても、「わたし、これは、諦めずに、チビチビ、細々やけど、やってます」っていうもの、もっていたい。そういうわたしが放つ、ショボい光、自分で大切にし続けたいって、思ったりしております。

 

以上!!