のんちのポケットに入れたい大切なもの

「みぃつけた!」な音楽、もの、ひと、ことばを綴る日記帳

まぶしい小学生。

みなさま、こんにちは。

暑すぎて、倒れそう。・・・・いえ、ほんとに倒れてる人に遭遇しました。仕事で出先へ車で向かう道中、交差点を右折しようとしたとき、横断歩道の手前にしゃがみ込む人と、それを取り囲む数人の人垣。右折して安全なところに車を停めて、引き返しました。

 

杖歩行の80歳前後ぐらいの女性が、尻もちをつくかたちで座り込んでおられました。唇をちょっと切っておられて、すこしだけ出血。それ以外は目立った外傷はありません。わたしが行ったときには、すでに発見してくれた方が救急車を呼んでくれていました。

 

「大丈夫、大丈夫。もうすぐそこの病院へ行く途中だから、このまま歩いていきますから」と、迷惑をかけちゃいけないというお気持ちと、動揺とで、固辞されるところを説得して、隣で支えながら日陰に移動しました。

 

すると、その女性を心配そうに見つめながら、一緒に移動してくる小学生の女の子がふたり。

 

どんなかんじのところを見つけてくれたのか、質問してみると、とっても冷静に、詳細に状況を教えてくれました。「大丈夫かな」「他にケガしてないかな」「歩けるかな」「救急車まだかな」、ふたりでコソコソ小声でやりとりしています。

 

「すごいね、ありがとうね。あなたたちが通りかかってくれて、おばあちゃんよかったね。誰もいないところだったら、誰も助けてあげられへんかったけど、みんながいてくれてよかったね」と声をかけると、

 

「びっくりしたけど、頭は打ってない。」と。

 

「大事なこと、ちゃんと見ててくれたんやね。すごいなぁ」、周りにいたほかのおとなの人たちからも労いの声がかかりました。

 

当の女性は、最初は動転して「もう、ひとりで行けますから」っておっしゃってたのだけど、彼女たちも一緒に話すうちに、少しほぐれてこられて、「ありがとうねぇ、助けてもらって」と。

 

そしたら、女子たちは、すごくすごくかわいい顔ではにかんで、ちょっと誇らしげに、「うちのおねえちゃんもこけたことがあるけど、骨は折れてなかった。おばあちゃんも歩けてるから、骨は折れてないと思う」って。

 

そうこうしているうちに、救急車がきてくれて、救急隊の方に引き継ぎましたが、女子たちは、救急隊にも堂々と「発見者報告」をしてくれました。

 

「ありがとう、おかげで、おばあちゃん、大丈夫やね。すごいな、かっこよかったよ」って、声をかけたら、すごくすごくうれしそうに、帰っていきました。

 

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なかなか、できることじゃないと思います。

すごいぞ、小学生。眩しかったよ。

週明けに学校に行って、先生や友だちに報告するかな。それより先に、おうちに帰って家族の誰かに報告するよね。

聞いてくれたひと、どうぞ、おもいっきり褒めてあげてね!!

そう思いながら、背中を見送りました。

 

このうれしい気持ち、ちょっと聞いてほしくて、乱文ですが、取り急ぎ☺☺☺

 

帰りの道、こんな暑い中だけど、かわいい花が、梅雨に向かって準備をしていましたよ。

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追伸

「小学生」つながりじゃないんだけど、「まぶしい」っていう形容詞をつかうと、ふと頭のなかをよぎるメロディがありまして・・・

 

ユーミンの『まぶしい草野球』。昔のCMの映像、想い出してくれたら、もっとうれしいです。(アラフィフ以上ですよね、きっと)

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