のんちのポケットに入れたい大切なもの

「みぃつけた!」な音楽、もの、ひと、ことばを綴る日記帳

門出の朝に、贈りたいことば。

みなさま、おはようございます。

明け方、結構な雨音がして、「あぁ、せっかくの日なのになぁ」と夢うつつに残念な気持ちでいたところ・・・・

 

早めの出勤でドアを開けたら、すっかり雨はあがって、遠くに青空が見え始めていました。よかった、よかった。

 

今日は、うちの娘ちゃんの高校入学式。

 

合格発表の日に、いきなり出された山のような宿題と悪戦苦闘しつつ、中学校のお友だちや、さっそくできた高校のお友だちと、賑やかに出かけたり、LINEのやりとりをしたり、わたしをスポンサーに、新生活グッズをあれこれ調達に歩いたり、お忙しい日々を送っておられた、我が家の同居人。

 

午前中、どうしても外せない仕事があり、半日だけ出勤して、午後から一緒に入学式に行く予定です。

 

ゆうべは、知事&都道府県議選挙結果に、正直、だいぶ凹みましたです。わたしたち、どこへ向かって進んでいくのか・・・と。泊まりに来ていた頑固一徹おかんと一緒に「もぉ、テレビ消して~~!!」と言ってみたり、「やっぱり、ちょっとつけて」と言ってみたり、最後はクラシックのコンサートの番組に落ち着いたけど、でも、なんとなく、心ここにあらずな、なんともいえん空気が漂っておりました。

 

が、一夜明けて。

そんななかでも、やっぱり、もちろん、娘の門出はおめでたい!!!

 

娘にね、直接「お説教じみて」伝えるつもりはないんだけど、でも、届けたいことばがあるのです。

 

柳澤桂子さんという、生命科学研究者であり、執筆活動もなさっている方。

30年におよぶ原因不明、病名のつかない苦痛を抱えてこられたご自身の体験もふまえながら、「いのちの大切さ」「しあわせとはなにか」ということについて、子どもたちにも届くやさしいことばで書かれた本もたくさん出されています。

 

そのなかで、わたしが大好きな1冊。

『やがて幸福の糧になる』

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ほとんど寝たきりになり、死をも意識した状況を乗り越えてこられたご自身の日々について辿りながら、「幸せってなんでしょう」という問いと、それへのご自身のこたえで結ばれた、この本のエピローグの最後の文章を、大切な同居人、大切な家族、大切な同志である、我が家の15歳に、贈りたいと思っています。

 

 

自分の国の利益だけを考える国は大国とはいえません。領土は小さくとも、いつも他の国のことを考え、地球全体のことを考えるひとになっていただきたいと思います。それが、これから、私たちが誇りを持って進んでく道であってほしいと思います

 

 

思いっきり楽しんで、思いっきり悩んで、思いっきり泣いて、思いっきり恋もして、思いっきりでなくても、ちょっとがんばって勉強もして、あなたの高校生活を、全力であなたらしく、やっちゃってくださいな!!!

 

雨上がりの朝の花は、いつにも増して鮮やかにキラキラしています。いいねぇ、いいねぇ。

 

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