のんちのポケットに入れたい大切なもの

「みぃつけた!」な音楽、もの、ひと、ことばを綴る日記帳

スキンシップの、根っこにあるもの。

みなさま、おはようございます。

今年最初の週末を、仕事場で、チマチマと、ぼちぼちと、仕事をするつもりで、さきほど到着いたしました。タイムカード上は「お休み」なので、仕事をサボってるわけじゃありません、念のため☺☺

 

仕事を始める前に、記憶がちゃんと残ってるうちに、あることを書き留めておきたくて、パソコンに向かっています。

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いま、娘は中3の受験生、わたしは2週間後に大型ミッションに直面しているワーキングマザー。お互いに山場を迎えているので、現在、我が家はリビングが勉強部屋、娘の部屋が寝室の、「合宿所」状態となっております💦💦

 

ゆうべは、わたしの帰りが20時をはるかに過ぎていたので、「もぉ、外食させてもらいたいな~~」と娘に提案したところ、「よっしゃ~」とLINEで即答が返ってきまして、廻るお寿司をいただいてまいりました。

 

で、日中に脳ミソを限界まで酷使したおかんは、「もうムリ!!」ってことで、先に布団に入らせてもらいました。

 

そして、おそらく「おやすみ3秒」で眠りに落ち、しかし、2時間ぐらい寝て、目が覚めてしまいました。娘はちょうど「今から寝ようかな」ってとこだったようで、そこから、まったく思いがけない、娘との「女子トーク」が始まったのでございます。

 

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わたしには、ご覧のとおりというか、お読みいただいているとおり、娘がいますが、家族構成上も、戸籍上も、娘の「父」はおりません。娘がまだ「赤ちゃん」と呼ばれるぐらいのとき、暴力を受けたことがきっかけです。

 

そのことを、いままで、面と向かって娘に話したことはありませんでした。もちろん、いつか話そうと思っていたけど。そして、娘も、なんとなく、おぼろげに、そういうことなのかな、って思ってはいただろうと認識していたけど。

 

それが、ゆうべ、夜中に突然、そして、とってもひょんなことから、その話になりました。

 

相当に、正直に、話しました。もちろん、娘の表情を見ながら、ですけど。

 

その内容をここに書くことは、適切ではないと思うので、そこはとばして、話を全部聴いた娘が発したことばと、そのあとの会話を、わたしはずっと憶えていたい。

 

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娘「おかあさん、かわいそうに、ずっと独りで悩んでたんやな。おとうさん(わたしの元オットのこと)にも、その家族にも、話されへんかったし、ばあちゃん(このブログでよく登場する頑固一徹おかん)にも話せなかったんやろ? しんどかったなぁ。そして〇〇(娘のなまえ)はまだ赤ちゃんやし、おはなしできへんから、ぜんぜん助けてあげられへんかったなぁ」

 

わたし「でも、おかあさん、ずっと思ってることがある。〇〇は、おはなしできへんかったけど、でも、おかあさんのことを守ってあげようって、思ってくれてたよ。〇〇のおとうさんも、ばあちゃんも、”いつまでおっぱい吸わせてんの?!”って、すごく悪いことみたいに言ってたけど、おかあさんは、あれは、〇〇が、おかあさんを守ってくれてたんやと、いまでも信じてる。〇〇が、おかあさんの胸のところにいたら、みんな、そんなに悪いことはできへんやんか?それに、おかあさんと〇〇は、ぴったりひっついていられるし。〇〇は、おはなしができなかったけど、そうやって、おかあさんの一番近くに居ることで、おかあさんを守ってくれていたんやと、ずっと思ってる。だから、ばあちゃんにも、早くおっぱい吸わせるの、やめなさいって言われたけど、それは違うって思ってた。でも、これは、おかあさんだけが感じたきもちやから、誰にも話したことない。いま、初めて、〇〇に話した」

 

娘は、わたしと手をつなぎながら、ずっと黙って話を聴いていて、それから、言いました。

 

娘「わぁ・・・、〇〇は、自分のことを、ただの”甘えたさん”(甘えん坊)やと思ってたし、ばあちゃんからもそう言われてきたけど、そういう深い気持ちがあったん? 自分ではぜんぜんわからんけど、でも、そうなんかもしれんって、いま聴いてて思ったよ」

 

わたし「おかあさんは、〇〇が年齢の割に、おかあさんとひっついて寝たり、手をつないできたり、いろいろしてくれる、その根っこは、そういう、おかあさんと〇〇の歴史があると思ってんねん。だから、〇〇に腹が立っても、最後は、なんか、あぁ、そうか…って、そこに戻る」

 

娘「おかあさん、いろんなことあったけど、いま、〇〇と仲良しやし、たのしく暮らしてるし、それでよかったやんか。まぁ、もうちょっと優しくしてくれたら、もっとうれしいけどなぁ(笑)」

 

わたし「それは、あんたが、まったりしすぎてるからやんか、受験生のくせにっっ」

 

娘「あぁ~~、おかあさん、いっつも、さっきみたいに、やさしく喋ってくれて、ぽわ~んとしといてくれたらいいのに、起きてたら、怪獣やからなぁ(笑)。でも、なんか、いろんなこと、ちょっと、わかった気がするわ」

 

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真夜中に、2時間ちかく話しました。なので、今朝の娘は、ぜんぜん起きて来ず、最後は「叩き起こす」状態💦💦 でも、ま、仕方ないか。すごく濃厚な時間だったし、ね。

 

娘は、朝ご飯を食べながら、「おかあさん、でも、ゆうべの話は、ゆうべ聴けて、よかったと思うわ」と言っていました。わたしも、なにか、タイミングだったんだろうな、って思います。まさか、こんなふうに、話すことになるとは。でも、そういうことだったんだろうな、どっかで、そうなるように、なっていたんだな、って。

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朝ご飯は、ほんとにしっかり、がっつり食べたよぉ。娘は「おかあさん、睡眠不足で、よくもそんだけ、食べるよねぇ」と言いながら、ちょい呆れ気味で見てました(笑)。

 

わたし、やっぱり、ほかの母娘よりも、わたしと娘の結びつきは強いんだと思います。そして「仲良しやなぁ」って言われることも、よくあります。それも、そのとおりだと思ってます。なぜなら、その根っこに、そういう歴史があるから。そんなふうにして、わたしは支えてきてもらったから。スキンシップには、そういう「意味」があるから。

 

そんなことを考えていたら、イケてない娘の所業の数々も、仏さんのように赦せてしまう・・・・・気がする(笑)。気がするだけで、実際は、ぎゃーぎゃーと、叱り散らしておりまする。が、しかし、最後は、彼女の「ありのまま」を承認したいと思ってる。それが、わたしにできる、最大のことなのかもしれないな、って、あらためて、そんなふうに思っています。なんだか、またすこし、対等な同志に近づいた気が、しています。