のんちのポケットに入れたい大切なもの

「みぃつけた!」な音楽、もの、ひと、ことばを綴る日記帳

ねずみいろの、空。

みなさま、おはようございます。

今朝のベランダから見た空は、ねずみいろ。

 

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だけどねぇ、そんな日もあるやん。たしかに、洗濯もんは乾きにくそう、たしかに、ちょっと寒そう、たしかに、ちょっと暗い。でも、遠くまで、眺めていると、これはこれで、悪くないの。いろんなこと、ちょっとじっくり考えられる。

 

ゆうべ、うちにお泊りしていたばあちゃんが、「あんた、ベランダ好きやなぁ」と。「いま風邪ひいたら、えらいことやでぇ。寒いから、ぬくぅ(あったかく)しなさいやぁ」とも。

 

お気に入りのチェックのごっついストールを身体に巻きつけて、まだしばらく眺めていました。いま、この時間、空を見上げてるひと、何人いてるかなぁ? お元気ですか?朝ごはん、食べた? ちゃんと寝てる? 泣いてませんか?

 

土曜日の朝は、平日の朝より、日曜日の朝より、「くらしの音」も、おとなしめ。

 

空も、音も、ついでにわたしのこころも、いつもより静か、いつもよりゆっくり。快晴の空とはまた違う、でも、なにかを届けてくれる、そんな朝の「ねずみいろの、空」。

 

あのですね、わたし、性分なんでしょうか。自分はけっこう、独りで放浪してきたタイプですけど、誰かが、独りでポツンと居ると、なんか、胸がざわつく。気になる。背中トントンしたくなる。だけど、それ、現実には、いつもいつもできるわけじゃない。もちろん、そのひとが、背中トントンをやってほしいと思ってるかどうかも、わからん。なんだけど、なんかね、そわそわしちゃう。

 

泣いてもいいけど、ずっとは泣かないでほしいな。

ごはんもちゃんと食べて、ちゃんと空も見上げて、

何よりね、自分を「よしよし」して差し上げてほしいな。

 

そんな気持ちが、ねずみいろの曇り空を眺めてたら、じわじわ、沁み出してきたよ。