のんちのポケットに入れたい大切なもの

「みぃつけた!」な音楽、もの、ひと、ことばを綴る日記帳

「ちゃんと食べなさい」。

おはようございます。こちら、どんより曇り空。

・・・・そりゃそうか。だって、梅雨ですもんね。

暑い日はお日さまが恨めしく、曇れば曇ったで「洗濯もんが乾かへんやんかぁ」とぼやいてしまう、まったくわがままなおばちゃまでございます。

 

さて、ゆうべは、予想通りの長丁場で、仕事から帰ったら何もする気になれず、娘が炊いといてくれたごはんに、冷蔵庫からちょこちょこっと出してきたおかずをお皿にてきと~に盛って、むしゃむしゃっと食べました。

 

娘が、一応すすんで、ちゃんとやってくれる数少ない家事が、「お米といで、圧力鍋で炊くこと」と「おかあさんがまとめといたごみを、学校行くときにごみ置き場に出すこと」です。あとは、「自分の洗濯ものは自分ですること」をめざしてはおりますが、しばしば見るにみかねて、手を出してしまうわたし。

 

でも、この「ご飯炊いといてくれる」って、ものすっご~~いありがたい。娘の帰宅の合図は、だいたいLINEで「おかあさん、今日、お米何合?」です(笑)。もしくは、「今日、塾ないねんけど、どっか行く?」←コレ、「外食し・ま・せ・ん・かぁ?」のお誘い、です。

 

外食ね、楽と言えば楽。注文したら、出してくれるし、洗い物せんでいいし!!

でも、やっぱり、二人とも、どっかで感じること。「う~~ん、やっぱり、おうちがいいかも」。

 

この感覚、おそらく、我が家のラスボス(笑)、わたしの母上の影響かと思われる。私の母は、このブログにも登場したことあるのですが、頑固一徹78歳!! 「人間の基本は、ちゃんと食べることやっっ」と、道場のめっちゃこわい師匠みたいなかんじで、ず~~っと言い続けて、しかも実践しているひとでございまして。

 

私が子どもの頃、母はものすごく忙しく働いていたのですが、それでも、料理は手抜きせずに「自分で作る」ことに、とことんこだわっていました。あと、材料も。当時はオーガニックなんていう価値観、ぜんぜん流通してなかったけど、「地産地消」にはこだわってたし、「できあいのもの」はほとんど買ってなかったです。

 

忘れもしない、小2のときに、引っ越しをしたのですが、引っ越し当日、家の中がひっくり返っていたので、隣のおばちゃんが、「あんたら(わたしと弟)、うちでご飯食べる?」と言ってくれ、そこで出してもらったのが「チキンラーメン」!!! 

 

「え~~?! 世の中に、こんなおいしいラーメンあるん!?」

 

というのが、わたしと弟の感想でした。母には申し訳ないけど、あの「インスタント食品の魅惑の味と香り」💦💦💦 この日、初体験いたしました。

 

ってな具合で育ってきたわたしですが、この頑固一徹ばあちゃんは、いまだに、そのポリシー貫いておられ、「ちゃんと食べなさい」が口癖。「あんたはひとり親やから、あんたが倒れたら、〇〇はどうすんの?あんたのスペアはないんやから、そのつもりでちゃんと食べなさい」。うちの娘には「あんたは、これからの人やから、おかあさんはまぁどっちでもいいけど、あんたは、ちゃんと食べなあかんよ」。・・・ん、結局、どっちにも「ちゃんと食べなさい」なわけです。

 

この「ちゃんと食べる」が、しかし、ときに難しい。めんどくさい。しんどい。間違いなく母がわたしたちに実践してくれた「こだわり」より、ずっとゆるい、妥協しまくりのわたしだよなぁと反省すること、多いです。でも、ふとしたときに、やっぱり、その「三つ子の魂百まで」の、擦り込まれた価値観、ちゃんと自分の根っこには、あるよな、と思います。

 

ひとは、食べたものによってつくられる。

 

完璧にはできませんよ、もちろん。ぜんぜん無理。だけど、どこかでは、いつも、忘れずにいたいな、と思います。

 

「ちゃんと食べなさい」。・・・おっと、そろそろ娘を叩き起こして、朝食です。今日も、我が家的サラダ(野菜を1皿に盛ったら、サラダなの、うちでは♡)、たっぷり食べて出発いたします。

 

みなさんも、「根っこ」大切にしてくださいね♡♡♡