のんちのポケットに入れたい大切なもの

「みぃつけた!」な音楽、もの、ひと、ことばを綴る日記帳

あなたに、わたしに「ファイト!」

おはようございます。

台風、きてますね。私の心配は、10日に飛行機に乗る予定のお友だちがいて、「ちゃんと飛ぶんかな?欠航とか、ないかな?揺れないかな?」ということ。さっきネットニュースで確認したら、何とか大丈夫そうかな、というかんじでした。せっかくの旅なので、楽しんできてもらいたいな♡と願っております。

さてさて・・・。

ここ数回にわたり、わたしの「爆裂 音楽ばなし」におつきあいいただきまして、まことにありがとうございます。もっと饒舌に、テクニックとしてもっと上手に伝えられたらいいのになぁ、と、自分で読み返しながら苦笑い、なのですが、この「わたし流」もまた、この「文字を介してつながるお友だち関係」の魅力なのかもな、と開き直って、また懲りずに「音楽ばなしウィーク」やっちゃうと思いますので、よろしくお付き合いくださいますように♬🎵♫🎵

 

ほんで、ですよ。

わたし、10月がきたら、人生半世紀 でございます。アラフィフど真ん中!!自分が子どもの頃、「50歳のおばちゃん」って、ほとんど「若いおばあちゃん」な認識だったのに、いざ、50歳になってみると(まだなってないよ!!←意固地にこだわる時点で情けない)、実感0%、自覚0%なかんじです。

 

でも、ちょっと前のブログに長々とみなさまにお付き合いいただいて、心情を吐露しておるのですが、やっぱり人生半世紀、仕事もそれなりのプレッシャーがあるなかで、「いのちの洗濯させてもらいたい!!」という欲求がにわかに湧き起こり、申し訳ないけど後先考えずに、とにかく、いまやりたいこと、やってしまえっっ!!ってことで、

わたしの大好きな韓国の首都・ソウルへちょっくらひとりで小旅行してこようかと思っております。(これ、サラッと書いてますが、ここに至るまで、中3受験生の娘やら、この前女子会した頑固一徹な母とのいろんなやりとりがあって、「あ、わたし、大事にされてんのね」と涙したりしました)

 

わたし、韓国語は何年か勉強してますが、教えてくださってる先生に申し訳ないぐらい上達しませんねん。しゃべりたい、聴き取りたい、っていう思いだけは強いんだけど、何なんでしょうね(っていうか、そら努力が足らん・・・に決まってるやん、アホか)。でも、一応看板とか駅の表示は読めますし、身振り手振りをまじえ、「どこに行きたい」「何をしたい」ぐらいは伝えらえると思うので、敢えてサバイバルな挑戦も含め、行ってみよう、と。それと、何度かこのブログでお名前出してます、SHINeeというK-popグループのメインボーカルだった(いまは、みんなの心のなかに生きている)ジョンヒョンが暮らしてた街で、おなじ空気を吸って、お茶したり、ぶらぶら買い物してみたいな、と思って。五感の全部で「あぁ、あのひとが暮らした街や」って感じてみたいな、と思って。

 

手帳に、「ソウルまで残り〇日」のカウントダウン書いてあって、だんだん近づいてきております。めっちゃうれしいのに、なんだかまだ実感がわかず。でも行きたいところは「本屋さん」「雑貨屋さん」「カフェ」「CDショップ」…いくつかピックアップしてあるので、地図と照らし合わせながら、どういう流れで歩くか、これから考えていこうと思ってます。お読みいただいてる方のなかで、本屋さん、雑貨屋さんなどがお好きな方がおられたら、また向こうから写真も含めてアップしようと思うので、ぜひのぞきにきてくださいね♡♡

 

で、この小旅行に安心して行こうと思うと、自分の仕事をしっかり整理しとかないといけませんねん。ここがめっちゃ大変なのよ。だいぶキツいですけども、でも、わたしの仕事なんで、ね。ここ、ちゃんとできへんかったら、自分に対してカッコ悪いと思ってますんで、ファイト!!です。

 

あ~~~ん、また、音楽の虫が騒いでおります(笑)。

「ファイト!」ですよ、中島みゆきねえさんの。アラフィフ・アラカンのみなさまはきっと聴いたことありますよね。若手のみなさまは、どうなんだろう?

 

冒頭の、字余り、まるで独り言のような、ささやくような歌い出しから、最後はみゆきさんの真骨頂といいましょうか、あの声を震わせての絶唱。

 

ファイト!

闘うきみの歌を闘わない奴等が笑うだろう

ファイト!

冷たい水のなかを震えながらのぼってゆけ

 

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これ、わたしが15歳のときに出たアルバムに入ってた曲です。

「ファイト!」っていうと、なんか、ちょっとかわいく応援してます、みたいなイメージありますよね。でも、この曲、そういう「応援ソング」じゃないです。みゆきさんがDJを務めていたラジオ番組に、リスナーから届いたたくさんの手紙に対する、みゆきさんからのメッセージだと、なにかで読みました。「中卒やから、仕事をもらわれへんのや」と吐露する若者、「『(このムラから)出ていくなら、お前の身内も住めんようにしちゃる』と言われて、捨てようと思ったけど捨てきれない東京行きのチケットを友だちに託す」という若者、「子どもが駅の階段から突き落とされるのを目撃したのに、声をあげられなかった。だから、私の敵は私です」と告白する女性、「力づくで男の思うままにならずにすんだなら、男に生まれたかった」と慟哭する女性・・・。そんなひとたちに向けての「ファイト!」です。

 

社会的なメッセージ性の強いうたを、なぜかこの国は「やっかい者扱い」します。アメリカという国が、けっして「自由と平等の国」だとは思いませんが、少なくとも、メッセージを堂々と、強く込めた曲が、普通に「売れる」。たとえば韓国でも、トップアーティストが、ほんとに普通に、社会的な活動に名前を連ねるし、そのための音楽もやってます。もちろん、どっちの国でも、弾圧された歴史はあり、それを乗り越えての「いま」だとは思います。その歴史は非常に重いと思います。

 

わたし、もっともっと、そういう歌や音楽が、もっともっと私たちの手元にあっていいと思う。わたしがそう思った、最初の曲が、この「ファイト!」です。なんか、結局、また音楽の話で幕を閉じるかんじ、です。

 

さあ、今日は土曜日・・・・ですが、わたし、お仕事でございます。

自分のデスクの書類と、「仕事用のあたま」を整理しに、タイムカードは「お休み」のまま、働いてまいります。でも、きっと、このような「サービス出勤」を、自分の意思と違うところでなさっている方、たくさんいてはるんだと思います。

わたし、口調はたいへん「いちびって(ふざけて)」ますし、軽いこともたくさん書いてますが、そういう、いろんな状況のなかで生きて、暮らしてるひとのこと、想像できる人間でいたい、みゆきさんのように毅然と、愛と怒りに燃える声で「ファイト!」と歌うことはできなくても、そういうひとたちと、この日本という国に、いっしょに生きていることは、忘れないでいたいと思っています。

 

これは、偽善なのか。

 

いや、静かな連帯であると、思いたいな、と思っています。

 

みんな、からだとこころ、大切に。休めるひとは、しっかり休んでね♡♡♡

 

あなたに、わたしに・・・・

ファイト!!

 

追伸

レコードジャケットの画像、お借りしております。「アラフィフ・アラカン」のトップページに、更新したてのブログがど~~ん、と載るんです。知らんかったから、ポチッとページに飛んでびっくり、でした。そんで、ここ数回はレコードのジャケットがめっちゃ「どアップ」で出るんです。わたし的には、インパクトあってよろしいなぁと思いますが、たまたま見たひとは、「お~~びっくりするやん!!」って思うよね。ごめんちゃいね。一応お詫び・・・・。