のんちのポケットに入れたい大切なもの

「みぃつけた!」な音楽、もの、ひと、ことばを綴る日記帳

「未来に懐かしい」。(大貫妙子さんのことば)

こんにちは。

青空がとっても清々しいけど、まだまだ、まだまだ、大変な方たちがたくさんいらっしゃること、忘れないで、今日も暮らしていたいと思っています。

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今朝、久しぶりに、わたしが大事に読ませてもらっている、0歳のお子さんのママのブログが更新されていました。この台風で、0歳のお子さんを連れて、避難されていることを、ブログ記事で知りました。今朝の記事は、まだプロローグ的。ここからいろんなこと、読ませてもらおうと思っていますが、その記事を読んでいて、ちょっと、泣きそうになりました。

 

大変だね。不安だね。いろんなこと、考えてるだろうなぁ。

 

そんなこと、想いながら、出勤するとき、「今日は大貫さん(大貫妙子さん)にしよう」って決めました。

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「parette」っていうアルバムです。彼女が、いろんなアーティストたちと、すてきなコラボをしてつくった歌たちが16曲収録されています。「パレット」というタイトルのとおり、いろんな絵具をちょっとずつ並べたような、その絵具をちょっとずつ混ぜてみたような、そんなアルバムで、気持ちを緩やかにしたいとき、よく聴きます。

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ブログの彼女のこと、実際にはもちろん存じ上げないのだけど、なんとなく、この曲の歌詞は、気に入ってもらえるような気がして、2曲、届けたいと思います。

 

『名前のない空を見上げて』

この曲は、MISIAさんの作詞で、玉置浩二さんの作曲。大貫さんバージョンを、と思ったんだけど、探せなかったので、大貫さんとは違うテイストだけど、でも、心をあったかくしてくれるMISIAさんの声で。

 

youtu.be

 

『懐かしい未来~longing future~』

大貫さんの作詞。テレビ番組のイメージソングとして書かれたものを、その後ご自身がカバーされています。これは大貫さんバージョンが見つかったので、ぜひ。

 

youtu.be


ライナーノーツにある、ご本人による楽曲紹介の文章が大好きです。

「懐かしい未来」の懐かしいとは、

けして懐古趣味だったり、振りかえるという意味ではなく、

「未来に懐かしい」という意味なのです。

未来に取り戻したいものがある。

それは「人間の本質」だと私は思っています。

たった100年前まで人は自分の身の丈にあった暮らしを

していたのです。そして自然とこれほど乖離はしていませんでした。

まだとりもどす時間はあると思っています。

 

大貫さんのことばの紡ぎ方、大好きです。

凛としてて、やさしくて、ずっとこころに残る。

音楽もそうなんです。息遣いが聴こえるような、アコースティックなかんじが大好き。地球のなかに、自然のなかに、いっしょに暮させてもらってるんだな、って思うんです。「間借り」してるんですよね、わたしたちは。

 

だから、乖離してしまった自然に、もういちど、こちらから、ちゃんと向き合って、いまできることは何なのか、子どもたちが暮らし続ける地球のために、わたしたちおとなが、いまからできることに、躊躇しないわたしでいたいと、そんな気持ちでいます。

 

そして、とにかく、いまは、おかあさんと子どもちゃんに、穏やかな時間が流れてほしいと願っています。

 

お昼ごはん、食べてるかな。お昼寝、できるかな。

 

また、かわいい子どもさんの成長、イラストで見れるのを、楽しみに、ゆっくり待っているからね。

 

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こんなお弁当ですけど、ほんとに、届けてあげられたらいいのにな、って思いながら。

 

動画はYoutubeからお借りしました。

おかん、しっかり食べてよ。

こんばんは。

今日は娘が夕方からバイトのため、休日出勤の帰りに、そのままおかんの家に寄って、ふたりで夕飯を食べました。朝、出勤前に、「キーマカレー2号(ひとつ前のブログ記事に書きました)」と、半額セールで買った牛肉ブロックで、なんだか手持無沙汰で仕方なかったゆうべ、夜な夜な作ったローストビーフを届けておいて、夕方、スーパーでキャベツを買い足して、「コールスロー風サラダ(『きのう何食べた?』のレシピをヒントに)をしゃしゃっと作りました。

 

タイミングよくカレーをあっためて、土鍋でごはんを炊いて、さぁ、お皿によそっていただきます・・・・。

 

あれ、あれ、あれ。ちょっと待って。

 

おかん、カレーのご飯も、ルーも、ヤケに少なくありませんかい?

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写真の手前がわたしのお皿。向こう側がおかんのお皿。遠くにあるから少なく見える、っていうコトじゃなく、明らか、実際の「盛り」が少ないのです。

 

「ちょっと、かあさん、少なくない?そんだけしか食べへんの?」と尋ねると、「いや、白ご飯でもちょっとよばれたいから、カレーでお腹いっぱいにしたくないねん」とのこと。

 

うん、わからなくはない。だけど、全盛期、それもそんなに昔じゃない時期、おかんはもっといっぱい食べていました。現役のわたしと肩を並べるぐらい、食べていた。だから、今日のカレーの「盛り」の少なさには、ちょっとビビッてしまいました。

 

それに、多分ですけど、これ、ひとりで食べてたら、もっと少ないんじゃないかな、と。それは訊きませんでした。ちょっとこわくて訊けませんでした。そのかわり、思いました。

 

もっと、一緒に食べる機会を増やさないとあかん、って。

 

正直、今日も、ものすご~~く乗り気だったわけではありませんでした。先手必勝じゃないけど、おかんの機嫌が悪くならないうちに、ちょっと早めにゴマすっとこかな、っていう決意(大袈裟)のもと、3連休最後の夜を、おかんに捧げた(さらに大袈裟)。だけど、これ、大正解だったんです。そして、もっと早く、そうしなきゃいけなかったんだ、きっと、いいえ、間違いなく。

 

「このサラダ、どのお皿に盛る?」「あんた、どのお茶碗がいい?」「その味付け、どないしてんの?」などなど、おかんはいっぱい話しかけてきました。わたしも、「一問一答」じゃなく、「一問五答」ぐらいのバランスで、いっぱい応えるようにしました。それぐらい、なんの自慢にもなりませんけど、これを自慢したくなるぐらい、日頃のわたしは、おかんに対して、とても淡白に付き合ってきたんではないかと、和やかな会話の裏で、実は、とてもとても反省をしました。

 

「おかん、しっかり食べてよ。」と言うならば、

 

「のんち、もっとおかんのとこへ行けよ」です。

 

「のんち、もっとおかんとしゃべれよ」ってことです。

 

わたし、こう見えて、ナースです。しかも、圧倒的に高齢者を対象にした、暮らしの場所にとっても近い立ち位置の、ちっちゃい病院のナースです。なんなら、今日の日中の仕事は、同じ法人のなかの介護保険の事業所、デイサービス的なところの「助っ人」でした。自分のおかんと、そう年恰好の変わらない利用者さんには、とってもちゃんと(自分で言うのもなんですが💦💦)接してきたんです。

 

数回前のブログに、「他人さまに任せる」とは書きましたが、それでも、やっぱり「母と娘」でなければできないことがあります。娘がやるからこそ、意味があること。

 

それは、こうして、一緒にご飯を食べること。他愛もない話を、あれやこれやとすること、なんですよね。

 

なので、のんちは、いまよりもうちょっと意識的におかんと食事を一緒にしようと思います。お弁当を届けるだけじゃなく、おかんの作った料理や、わたしが作ったおかずを一緒に囲もうと思います。

 

ちょっとした用事が残っていたので、思わず言っちゃいました。

 

「明日、仕事の帰りに〇〇をしに来るから、ご飯つくっといて。ささっとよばれて帰るわ」って。

 

おかんは「そうか?よっしゃ、なんかテキトーに作っとくわ」と即答でした。「食べさせてあげたい誰か」がいることが、料理を楽しくするって、自分は体感してるのに、それをおかんにさせてあげてなかったなぁって。もっとおかんに作ってもらおうと思います。もちろん、ちょっとめんどくさかったり、しますよ。するけどね、でも、なんだかんだ言ったって、やっぱり、おかんですから、わたしの。

 

「おかん、しっかり食べてよ。もっともっと、食いしん坊でいてよ。」

 

今日のわたしの、素直な気持ちです。

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おかんのお気に入りの椅子。座布団は、40年選手(笑)。背中に当てるクッションは、弟の妻さんが、座布団の柄に合わせて選んでくれた、誕生日プレゼント。

豆苗の向こうに、娘を眺める。

こんにちは。

テレビを観るのがかなしくなるような光景、わたしがちっちゃい頃、こんなにも甚大な被害が頻発しただろうか、と思い返しています。長靴で水たまりにわざと突進して、長靴の中まで水が入り込んで、「ぐちゅぐちゅ」鳴らしながら家に帰る・・・。そんな程度のことが、ちょっとしたイベントだったように思うのに。本当に、大変な状況にある地域のみなさんのこと、お見舞いしたい気持ちです。

 

さて、この3連休は、おんぼろ職場の大量の雨漏りに始まり、きのうは自分の体調がイマイチ。そして今日は今日とて、またまたお仕事。なんとなく「3連休っぽくない」時間を送っております。

 

そんななかで、娘も「3連休っぽくない」。が、しかし「試験直前」っぽくもない(笑)。こんなんでよいのでしょうか。何を隠そう、本日も夕方から、いつもどおり、バイトに勤しむ彼女でございます。

 

でも、なんとなく、わたし、ガミガミ言うの、しんどいです。だって、言ったところで、やっぱり、やるもやらないも、彼女次第なのです。わたしにできることは、ちょっとでも彼女が「やろっかな」と思えるような仕掛けをすることぐらい。

 

その「仕掛け」は、食いしん坊女子にとっては、やっぱり「食べ物」なのです(笑)。だから、彼女の好きな焼きそばをしてみたり・・・

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彼女の好きなゆかりおにぎりとポテトフライという、魅惑のプレートを作ってみたり・・・

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ちょっと「お高級」なぶどうを、割と気前よく食べさせてあげたり・・・

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冷凍庫の宝箱から取り出したキーマカレーにチーズやトマトピューレなどなどを加えて「キーマカレー2号」を作り、サイドには『きのう、何食べた?』に登場する「コールスロー」をちょっと真似して、キャベツとリンゴのサラダを添えてみたり・・・

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いろいろ、それなりに、やってみてるんです。

 

だけど、だけど、だけど・・・・・

 

なんか、イマイチ、効果を感じない。

 

1回ばっさりカットして使った豆苗の、根っこの部分から再び生えてきた、ちょっとヒョロッとした豆苗の向こうの、一応は「勉強してます」風の娘を眺めながら、「う~~~ん」と心でため息。いつか、「ハッ」として、メキメキがんばるときがくるのでしょうか。そのときを気長に待ちながら、次なる「仕掛け」は何にしようかな、と、冷蔵庫の中身を思い起こしている、昼休みののんちです。

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とにかく、笑っときたい。

こんにちは。

関西方面、雨風ざわざわしていますが、なんとかやり過ごせそうなかんじがしています、屋外的には・・・。

 

というのも、わたしの仕事場、なんでだか、大量の雨漏り。朝からずっと、その対応。大して力のないアラフィフ女子のわたしは、「力仕事」的にはまったく使いモノにならない存在でございます。

 

でもね、こういう時こそ、沈んでたらあかんなぁと思いまして。「あほか、と思われるぐらい、笑っときや」っていう、うれしいエールもいただき、「もぉ、こんな時は明るくいこうやぁ!!」って、力仕事担当の男連中と一緒にワイワイと、「こんな昭和な雨漏り、信じられませんっっ」って嘆く女子連中にも冗談を一緒に言いながら、なんとかがんばっております。

 

休みを返上して出てきてくれたスタッフがいるって、さっき初めて教えてもらったので、自販機でアイスコーヒー買って、労ってきました。「あんたのお陰で、みんなめっちゃ助けてもらった。ありがとう。ビールじゃなくて悪いなぁ」って渡したら、なんか、めっちゃ喜んではりました。

 

「とにかく、笑っときや?」。

わたしね、いまは全然そんなふうになれていないのですが、この仕事で目指すところは「かわいいひと」なんですよ。もちろん、容姿じゃなくて、ね。存在として、おっちょこちょいやし、どんくさいとこもあるし、すぐ怒るし、すぐ泣くし・・・やけど、なんか知らんけど、憎めない、かわいいひとになりたいんです。

 

なれるかな? なりたいな。なってみせるで~~!!

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(これは、「おかあちゃん」に向けて、息子が歌ってるんですけど、でも、このイメージ、近いです。動画、Youtubeから拝借です。)

 

みなさん、台風の被害、心配です。ちょっとでも早く、日常に戻れるように、願っています。わたしも、おんぼろな職場で、がんばりま~~す!!

今日も元気に、ギリギリに。

こんにちは。

ゆうべは、お腹いっぱい、夕飯をいただきました。台所を中心に、ワイワイ・ガヤガヤやりながら、出来上がった料理をつまみ食いしようとする娘をいちいちけん制しながら、カラフルでおいしい食卓を囲みました。ごちそうさまでした。めっちゃおいしかったです。

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さて、ゆうべのおいしいメインディッシュ、「鶏天」と「きんぴらごぼう」は本日のお弁当でも主役をはって、大活躍です。

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おかんにも朝から届けてきました。お弁当や、作り置きおかずのことで話が弾むと、お互いの間に流れている空気も和みます。「食べること」「食べるもの」って大事やなぁって、あらためて思う次第です。

 

さて、うちの高1娘さん、中間試験に向けてカウントダウン始まってます。ゆうべは、わたしが寝るときには、リビングの隅っこで、無印良品のクッションを2つ並べて、その上に乗っかって、爆睡しておりましたけど、どうも3時にムクッと覚醒したらしく、そのあとは一応(笑)、勉強していたみたいです。

 

それならですよ、朝の出発に向けて、時間を逆算することはできるでしょうに。残念なことに、朝ごはん食べるのも「立食パーティー」状態、しかも、「おかあさん、家を出るときにリュックを背負ったら、いきなりで背中と肩にこたえるから、もういまから背負っとくわ」と、ワケわからんことを言って、めっちゃ重たいリュックを背負ったまま朝ごはんですよ(笑)。もう、よくわからん、このひと。

 

そして、「朝はしっかり食べるねん」って、彼女が言うから、ちゃんと朝の食事、準備してあげたのに、何て言ったと思います?

 

おかあさん、これじゃぁ、養豚場みたいやわ。

 

おいおい、めっちゃ自虐やん(笑)。養われている豚さんは、あんたってコトやろ?ええの?そんなふうで???

 

で、出してあげた食事、だいぶ残して、それなのに、最後のセリフ。

 

おかあさん、何時ごろ出発すんの?

(おかあさん、駅まで車に乗せてくれたらうれしいけどなぁ、っていうこと)

 

いや、あんた、養豚場がイヤなんでしょうが?豚さんがイヤなんでしょうが?そしたら、自分の足で歩きなさいよっっ。なんとも一貫性のない、「楽して結果出したい」典型ですわ。

 

でも、結局は、自分で歩いて行きました。しかも、ギリギリに、どたばたと…。

 

きのう、リビングで爆睡している姿をまじまじと見たら、相当に「横に」育ってました。ちょっとビックリ(笑)。これ、まじで、我が家の台所が養豚場にならないように、母娘で気をつけなくっちゃ。

 

ほっといたら、おいしいものばっかりに囲まれて、どんどん、どんどん、養われていってしまいます。娘の育ちっぷりは、わたしの鏡みたいなもんですから、わたしも一緒に、ちょっと考えなくてはなりません。

 

でも、それでもね。元気に、どたばたと、「いってきま~~~す!!!」って言って出かけていく姿は、やっぱり、かわいいもんです。

 

どうか今日も元気で。一応、学校は勉強する場所やってこと、ときどきは思い出して、でも思いっきり楽しんでほしいと思っている、母でございます。

 

 

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「生んでいただいてありがとう」の日。

こんにちは。

平日ど真ん中。なのに、ゆうべから今朝にかけて、テンションが高めな我が家です。おまけに娘は、わたしから「あんた、次、赤点とったら、バイト生活はTHE ENDやからな」と脅しを入れられている中間テスト前なのに、です(笑)。

 

ゆうべから、我が家の台所で生み出されたものたち・・・・

①チーズケーキ

娘が「おかあさんのために」と言って数日前に試作したものの「本番」。が、しかし、なぜかホール×2つ作ってました。「友だちが食べたいって言うからさぁ、作っていくねん」だそうです。・・・今一度確認したいけど、あんた、テスト前。百人一首、がんばらなあかんのでしょう?そしたら「焼きながら、待ってる間に勉強するから大丈夫やで、おかあさん」・・・どこまでもポジティブ、そして、どこまでもズレている(笑)。

 

②バナナジャム

完熟を待って、やや待ちすぎて、待ってるあいだに1本はわたしのお腹におさまってしまったバナナちゃん。レモン多め、お砂糖控えめにしたけど、それでも完熟バナナの濃厚な甘さはスゴいです。ちっちゃいガラスの瓶に詰めて、出番を待っていただきます。

 

③チンゲン菜の煮びたし

この前つくったとき、「ちょっとシャキシャキ感が足りん」と師匠(台所仲間、ときどき師匠に変身)から助言あり、意識して作ってみたけど、出来上がってみると、あぁ~~、もうちょっとシャキシャキ感、足らんなと思いました。これ、「よっしゃ、これこれ」と言ってもらえるまで、しつこく作り続けてみよう、うん。

 

④豚汁

娘に、「何か作ってほしいもん、ある?」って訊いたら「おかあさん、そろそろ豚汁の季節です」と一言。渋い(笑)。酒飲みのおっさんみたい(笑)。「〆はぬくい(あったかい)汁もんでいっとこか~~~」みたいなかんじ。我が家の豚汁は、豚の切り落とし、大根、人参、うす揚げ、こんにゃく、しめじ、さつまいもが入ってます。味付けは、万能だしと、お味噌のミックス。おっきいお鍋いっぱいに作っても、あれよあれよという間になくなります。ネギはほんとは長ネギが好きだけど、いま、めっちゃ高いから、青ネギを最後にちょこっとだけ散らします。

 

なんでこんなに、平日ど真ん中に作りまくってるかといいますと、今日がわたしの誕生日だから(笑)。ま、それをネタにして「いっしょにわいわい作って食べようぜ」っていうかんじです(笑)。

 

おかんはそこには合流しませんが、容器にたっぷりの豚汁と、チンゲン菜の煮びたし、娘のつくったチーズケーキと、お店で買ってきた「甘いもん」を出勤途中、いつものように届けてきました。

 

でも、今日は、おかんに会ったら言おうと思ってたんです。

「生んでいただいてありがとう」。

まじで、そうだもん。いまわたしがこうしていられるのは、そもそも、スタートラインとして、わたしを生んでいただいたから。めっちゃ小柄なくせに、とっても安産だったらしいですけど、それでも、楽なことじゃなかったでしょ。そして、その後もお世辞にも順風満帆とはいえない、穏やかともいえない、わたしも含めた家族のせいで、いっぱい苦労してもらっちゃった。だから、あらためて「生んでいただいてありがとう」。

 

言いましたよ。ちゃんと。

そしたら、おかんは、「あ、そうやった、そうやった。昨日は思い出したんよ。あ~、そういえば、明日誕生日やなぁって。でも、朝起きたら忘れてたわ。はっはっは~~~!!」と声出して笑ってました。明らか、照れ隠し、してました。それでも、今回のわたしは、「なぁ、ほら、やっぱりさ、生んでもらわんかったら、わたし、ここにいてへんしな、そら、1年に1回ぐらいは、ちゃんとそのことに対して感謝せなあかんって思ってん」って、ちゃんと言いました。車の運転席に乗ったまま、助手席の窓を開けて、いつものスタイルでの「今日のお弁当を渡す」+「きのうのお弁当箱の洗ったやつを返してもらう」の一コマなんですけどね。でも、ちょっと、お互い、いい気持ちだったんじゃないかな、と思う。

 

さぁ、ここから一年。いまよりもっと私らしく。いまよりもうちょっと親孝行して、いまとおんなじぐらいのしあわせが続くように。真面目とは聞こえはいいが、つまりは頭が固くて、融通が利かない、やりにくいヤツだけど、ときどきユルッとしながら、遠くの景色も眺めながら、歩いていこうと思います。

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 パンに豚汁かぁ・・・・。ま、いっか(笑)。

家族のかたち。

こんにちは。

空気がすっかり秋ですね。駐車場から職場に入るまでの緩やかな坂道を、空を見上げながら歩いたら、すごく気持ちよかったです。

 

ゆうべは、娘のチーズケーキを頂きながら、『きのう何食べた?』を観ました。わたしは、娘と、うちのおかんとわたし、女子3人ともがお世話になっている美容室で『きのう何食べた?』の原作に出会いました。「ド近眼」なので、カットをしてもらいながら何かを読むのはあまり得意じゃありません。娘のカットを待っているときに、とっても気持ちのいいソファに身体をあずけながら、ゆったり読ませてもらったのが始まりです。

 

そしたら、実は娘もハマっちゃったらしくて。「おかあさん、『きのう何食べた?』って知ってる?あれ、めっちゃおもしろい。おいしいごはんもいっぱい出てくる。ふたりがめっちゃ仲良しやし、いいかんじやから、おかあさんも読んだらいいよ」と勧めてくれました(笑)。このとき、わたし、思ったんですけど、娘が表現するところの「ふたり」というのは、あの主人公の「ふたり」なんですよね、同性カップルの。そこ、彼女にどう映ってるんだろうなぁって、わたしちょっと興味ありました。だけど、敢えて「なぁ、〇〇、あの主人公のふたりってさぁ」みたいなことは、娘に尋ねもせず、こちらから伝えることもしませんでした。娘が受けとめるまんまでいいやんか、と。美容師さん(30代中盤女子)も「きっと、〇〇ちゃん、そこんとこ、めっちゃ自然に『あ、大事なひと同士なんやな』って思ってるんじゃないですかね。〇〇ちゃんって、そういう人やから」みたいに言ってもらって、わたしも「そうやな」と思いました。

 

それが、たぶん中学校1年生ぐらいのときのことだと思います。そこから約3年を経過して‥‥。もちろん、JKですから、性にかんする話題も、そりゃ、頻繁に花を咲かせている模様(笑)。でも、いまのとこ、娘は、そういうコトにお詳しい同級生から、もっぱらの「聞き役」みたいです。教わった情報を、ちょっとドギマギしながら、部分的にわたしに「チラ見せ」とか、してきます(笑)。〇〇~~、なにも急ぐ必要はありませんぜ。そして、勢いだけで猪突猛進してはいけませんぜ。相手も、あなたも、まわりも、悲しまなければならないようなことが起きないように、ちょっとずつ、世界を拡げていってもらいたいなぁ・・・・と、根性ナシのアラフィフおかんは思っています。思っているけど、上手に伝えられず、親のくせにもじもじしてばっかり(笑)。で、単刀直入に、娘が「え~~、そんな、モロに言わんでもぉ💦💦」みたいなトークで、性教育してくれる貴重な人材、最近発掘いたしました(笑)。肝心なことを言えないおかんに代わって、お見事なトーク、展開していただいております(深謝)。

 

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それと同時に、思うこと。

うちのむすめは、「家族のかたち」にたいして、非常にキャパが広い気がします。そもそも彼女自身、お父さんの顔を憶えてません。「〇〇のかぞくは、おばあちゃんと、おかあさん」でした。しかも、保育園のちっちゃい組さんのときぐらいは、おそらく「おばあちゃん」=「おかあさん」、「おかあさん」=「わたしと一緒におばあちゃんにお世話になってる(育ててもらってる)ひと」と思ってたでしょう。その後、一時期、家族のなかに男子が加わりました。でも、それが続くことはなく、娘もわたしもつまづいてしまいました。つまづいた末に、また、もとの「おばあちゃんとおかあさんと〇〇の3人家族」に戻り、娘の成長とともに、紆余曲折を経て、いまは娘とわたしの二人暮らし、です。それが今後、一番大きく変化するのは、娘がうちを出ていくとき、かな。

 

でも、「血縁」だったり、「常にいっしょにいる」だったり、一般的な「家族」というイメージから離れるような関係性も、娘のなかでは「あり」なんだなぁと感じます。むしろ、一般的な「家族」という枠組みのなかにギチギチっと縛られることのない関係を、ふわっと自然に、強い意識なく捉えることが、このひとはできるんだなぁと思います。あまりに自然すぎて、「おとな」なはずのわたしのほうが「石頭」みたい(笑)。

 

ドラマ『きのう何食べた?』にも、いろんな「家族」が登場します。主人公のふたりはもちろんのこと、一般的な「家族」といわれるひとたちのなかにも、いろんなスタイルがあります。でも、そのどれもに、あったかみがあることが、あの作品のステキなところだと、すごく思います。原作の世界観をバッチリ映しながら、より立体的に、より体温をもって、いろんなこと、伝えてくれてるなぁ・・・って思います。

 

だから、娘もわたしも「ゆっくり観よう」って思ってます。ほかの、たとえば韓国ドラマとかだったら、「一気に!!」みたいなこと、あるある、なんですけど(笑)、好きなお菓子とか、飲み物とかをテーブルにちょっとのせて、大事に、大事に、一話ずつ。で、ときどきは原作のページもめくり返しながら。おいしそうなメニューは、真似して作ってみたりもしながら。

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第一話で流れてきたとき、なんか、無性に泣けてきてしまったのが、この主題歌。

うんうん、ほんま、そうやな、そのとおりやな、って思いながら聴いています。「おかえり」と「ただいま」って、わたしも大好きです。より心を込めて、言いたいなって思っています。

 


OAU「帰り道」 テレビ東京系ドラマ24『きのう何食べた?』オープニングテーマ

動画はYoutubeからお借りしました♪♪